意外な理由で、電動ベッドをレンタルするようになった話。


ついに、我が家も電動ベッドを使うようになりました。
事の発端は、家族が家の中で転倒・しりもちをついたことでした。整形外科に行ったところ、当面のお薬をいただき、ギプスの採寸をした後にできたギプスを使う・・・ところまで話は進んだのですが、それでも痛みは遠のかず、本人は困っていました。


この猫画像は、ぱくたそさまから頂きました。しぶい猫です。


薬は飲むものの、痛みはひかず、ついに地元の総合病院(呼吸器外科)まで行くのに、院内で車いすを借りるようになります。1か月に1度くらいに書いている問診票には、「ついに痛みを和らげるサービス(緩和ケアのことかと思われます)」を希望するに〇をつけることになりました。

家族の姿を見て、先生も驚かれたようで、痛みを遠のかせるために、「医療用大麻」を出すと言ってくれました。「医療用大麻」と聞いて、私も驚いたのですが、先生からの説明で、度々使いたくなるような副作用はないと知りました。

抗がん剤と肺のお薬、しびれを減らすお薬にいくつかのお薬がプラスされました。
「医療用大麻」を渡される際、薬剤師さんからとても丁寧なレクチャーを受けました。それだけ間違って服用しないようにしようと、家族としてしっかりしようと思いました(今でもそう思っています)。痛みを遠のかせるお薬を渡される際、ノートをいただきました。このノートにお薬を服用するたび、書き込んでいます。

そして、看護師さんから呼ばれて、それだけ身体が辛いなら、電動ベッドをレンタルして使ってみるのはどうでしょうと提案を受けました。





まことに勝手ながら、電動ベッドには、筋肉が衰えて歩けない、体調がわるい妊婦さんとか、よほど体調がすぐれない・身体が弱っている人が利用するイメージがありました。でも、介護保険を利用する人なら、レンタルできることもあるのですね。

看護師さんからレンタルベッドの話を聞いたところから始まって、がん支援センターや介護支援専門員の方々、業者の皆さんといった方々と次々にお会いしていきます。そして、書面を書いたり、説明を受けたりしました。まだ手続きは完了していない・・・いろいろありました。今は介護支援専門員の方からいただいた、パンフレットを読んでいます。
申請して通知がくるまで、1か月かかるそうですが、先にベッドが来たので、家族はそちらを使っています。

まさか、がん患者の家族が先に地域包括支援センターのお世話になるとは、意外でした。
でも、電動ベッドを使うことで身体を起こしやすくなり、お薬を飲むのも、トイレに行くのも楽になりました。トイレの手すりを今、テスト的に付けていますが、それも結構楽で良いそうです。

まだまだ、介護保険申請のことで、役所の方も含めて、お話をすることがあるでしょう。取り敢えず本人が楽になることが多いようで、良かったです。


今は大変でも・・・仕事への知識を積み重ねる雌伏のときかもしれません。


お仕事、お疲れ様です。仕事をしながら、同時並行で育児や介護をしていらっしゃる方は多いと思います。
私は育児をしていないし、介護らしい介護はまだしていないのに、それでも疲れてしまうことがあります。そんなこともあり、日々頑張っていらっしゃる方を尊敬します。身体を壊さないように、ご自愛ください。




以前から、出産・育児のために、仕事(職場)を離れる女性の話は聞いていましたが、今は介護のために仕事を辞めざるを得ない人も多いと言われています。ブログを読んでいるのは、主に介護しているのは、お嫁さんか娘さんの立場の人が多いのでは推測しています。

私自身、介護で仕事を辞める気はありませんが、もしかして、休職することならありうるかもしれません。叫んだりするようになると、仕事柄そうなったら一時的に休むしかないでしょう。

出産・育児は自分の意思も関わっているでしょうが、介護は自分の意志とは関係なく動いていく話がほとんどです。誰が悪いわけでもないのに、ただでさえ辛いことが多いのに、今まで続けてきた仕事を介護で辞めるのは非常に悔しく思えます。私自身、介護がきっかけに仕事を辞めるとなると、残念で仕方なく思うことでしょう。介護をきっかけにそれまでの(キャリアというほどでもないですけど)経験を切ってしまうのは、なんとももったいないことだと思います。収入源を切ってしまうことにもなるからです。

それでは、この経験を知識に換えていって、仕事に生かす方法はないでしょうか。
ブログとかクラウドソーシングなどで、介護の経験を発表する方法もありですし、経験と知識を生かして介護職につく方法もありかと思います。
私自身、仕事ができるぎりぎりまで仕事をしていきたいですし、もし仕事を辞めることがあってもタダで終わらせたくないので、何かしらアクションを起こしたいです。

では、どうするか。悩みどころです。





できることは仕事につなげていくつもりで、前を向いていきたいと思います。
今、介護をされている皆さん、お元気でいてくださいと願っています。

画像は、以前、須磨公園で撮影したものです。バラが美しいですね。

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